先読み力
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先読み力

うまくいかない条件を先に想像し、手戻りが少ない進め方を最初から組む力。

高低は優劣ではありません。成果につながる行動特性の現れ方として読んでください。

① この能力とは何か(現場で一言)

うまくいかない条件を先に想像し、手戻りが少ない進め方を最初から組む力。

② 高い人が実際によくやる行動
現場でよく見かける具体行動
  • 着手前に『成功条件』と『詰まりどころ』を書き出す
  • 承認・資材・データなど依存関係を先に確認する
  • 締切から逆算し、中間チェック日をカレンダーに入れる
  • 最悪ケースの予備案を1つ用意してから動く
  • 顧客の決裁ルートを早めに聞き、接触順を設計する
  • 見積や提案の『止まりそうな論点』を先に潰す
  • 関係者に『今のうちに確認したいこと』を短く送る
③ 低い人によく見られる行動
劣っている意味ではありません。現れにくいときの傾向です
  • 始まってから初めて詰まりに気づく
  • 依存関係の確認が遅く、待ち時間が増える
  • 予備案がなく、計画が崩れると立ち止まる
  • 締切直前に一気に仕上げようとする
  • 顧客の社内事情を聞かず、提案タイミングを外す
  • リスク共有が遅く、周囲が慌てる
④ 上司が1on1で確認する質問
  1. 次の案件で、今のうちに潰すべき詰まりどころは3つありますか?
  2. それぞれ、いつ・誰と確認しますか?
  3. 予備案は何ですか?『うまくいかない時』の次の一手は?
  4. 依存している人・承認・情報は何ですか?
  5. 中間チェック日はいつに置いていますか?
⑤ 面接で見抜く質問
  1. 大きな案件で、着手前に準備して手戻りを減らした経験を教えてください。
  2. 想定外が起きたとき、事前に用意していた備えは何でしたか?
  3. 締切が厳しい仕事で、逆算スケジュールをどう作りましたか?
  4. 関係者が多い仕事で、依存関係をどう整理しましたか?
  5. 考えすぎて着手が遅れた経験と、そこからの学びはありますか?
⑥ この能力が高い人の強み

手戻りが少なく、納期と関係者調整が安定する。提案・プロジェクト・リリース系の仕事で信頼されやすい。

⑦ この能力が低い場合に起こりやすい失敗

締切直前の炎上、承認待ちの長期化、顧客決裁の見誤りによる失注、トラブル時の立て直し遅れが起きやすい。

⑧ 今日からできる育成方法

今日始める仕事1件だけ、『成功条件・失敗条件・依存関係』を各1行書いてから着手する。

⑨ この能力が重要になる職種

プロジェクトマネージャー、提案営業、事業企画、運用設計、イベント運営、採用・研修企画

よくある誤解

予言や完璧な計画ではありません。起こりうる詰まりを先に減らし、修正可能な進め方を設計する力です。

関連コンピテンシー
あわせて学ぶと理解が深まります
おすすめ書籍
  • 『予測できないことを予測する』ナシーム・タレブ(不確実性への備え)
  • 『プレモータム思考』ゲイリー・クライン(失敗想定)